【2026年最新】イギリス入国はETA申請が必須 渡航情報と準備を解説

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【2026年最新】イギリス入国はETA申請が必須 渡航情報と準備を解説

更新日 : 2026/03/02

イギリス入国はETA申請が必須 渡航情報と準備を解説

観光や出張を目的として6か月以内のイギリス滞在を希望する方は、電子渡航認証ETA(イータ)の申請が必須です。事前にオンラインでETAの申請を行い、「渡航認証許可」を取得する必要があります。なお、ETAの申請は乳幼児を含む未成年者も対象となるため、保護者が手続きを行ってください。本記事では、ETAの申請方法やイギリス入国時に必要な書類などについて詳しく解説します。

イギリス入国の最新情報

2025年1月8日以降、イギリスへ入国する際には電子渡航認証ETAの取得が必須となりました。渡航目的は観光または出張に限られ、ETAを取得することで最長6か月間の滞在が認められます。また、渡航時には電子渡航認証ETAに加え、期限が有効なパスポートが必要です。なお、新型コロナウイルス感染症に伴う入国制限は2022年3月18日に撤廃されています。現在は、ワクチン接種の有無を問わず、陰性証明書の提示や乗客追跡フォーム(Passenger Locator Form)の登録、入国後の検査はいずれも不要です。

2025年からのETA必須化

ETAは、短期のイギリス渡航に必要となる電子渡航認証制度です。正式名称は“Electronic Travel Authorisation”と表記し、2025年1月8日から正式に運用が開始されました。ETAは日本を含む対象国・地域の市民に適用され、観光または出張を目的として6か月以内のイギリス滞在を希望する場合、オンラインでの申請が義務付けられています。
従来、イギリス入国時に提出が求められていた紙面の入国カードは2019年6月以降に廃止されました。現在は入国カードに代わり、国境管理や安全保障の強化を目的としたETA制度が導入されています。ETAの導入により、空港での入国審査時間の短縮や、渡航前に入国可否を判断できる仕組みが整備され、運用面の効率化にも繋がっています。
ETAは渡航認証が承認された時点で申請完了となりますが、出発日までに取得できなかった場合は飛行機への搭乗やイギリスへの入国を拒否される可能性があるためご注意ください。また、過去に重大な前科がある場合は、「渡航認証拒否」となる可能性があります。

関連記事:イギリスETA(電子渡航認証)とは ビザとの違いや申請対象者について

ETA申請の対象者

6か月以内の観光や商用を目的としてイギリスへ入国する場合は、オンラインでの事前申請が必須となります。ただし、渡航目的に応じたビザを所持している方や永住権保持者はETAの申請は不要です。

イギリスへの入国にあたり、ETAの申請が必要となる渡航者は以下の通りです。

  • 6か月以内の観光・商用・短期留学を目的として渡航する方
  • イギリス国内で乗り継ぎ(トランジット)を行う方
  • 最長3か月のCreative Worker visa concession(特定の創作活動に従事する方に向けたビザ)を利用して滞在する方
  • Permitted Paid Engagement(ミュージシャンやプロスポーツ選手などを対象としたビザ)を利用して滞在する方

パスポート要件

日本国籍者がイギリスへ入国する場合は、ETAに加えてICチップ搭載のパスポートが必要です。パスポートは帰国日まで有効であることが求められており、渡航前に有効期限が切れている場合や残存有効期間が不足している場合は、イギリスへの入国を拒否される可能性があります。そのため、万が一に備えて有効期限が6か月以上残っているパスポートを所持していると安心です。イギリスへの渡航が決まった際は有効期限を必ず確認し、残存期限が6か月未満の場合は早めに更新手続きを行いましょう。
また、ETAの登録情報は申請時に使用したパスポートとオンライン上で紐づけられています。出発時にはETAを取得したパスポートが必要となるため、渡航前に更新手続きを行った場合は新しいパスポートでETAを再申請してください。

ETAの申請方法

ETAの申請は、英国政府の公式ウェブサイトまたはアプリ(UK ETA)から手続きが行えます。申請フォームでは、氏名や生年月日、国籍など必須事項を入力しパスポートの顔写真ページおよび申請者本人の顔写真をアップロードしてください。入力完了後は申請料を支払い、英国政府による審査が行われます。メールで「渡航認証許可」通知が届いた時点で、ETAの申請は完了となります。
ETAの申請には、以下の4点が必要です。

  • ICチップ搭載の期限が有効なパスポート
  • パスポート写真とは異なる、申請者本人の顔写真データ
  • 有効なメールアドレス
  • 申請料支払い用のクレジットカード

関連記事:イギリスETAの申請方法を記入例付きで解説

入国時に必要な書類

イギリスでの入国審査では、パスポートやビザに加えて復路航空券の提示を求められる場合があります。基本的にはパスポートの提示のみで入国可能ですが、滞在目的について詳細な質問を受ける場合もあるため、補助書類を携行しておくと安心です。また、ホテルの予約確認書や日程表、旅程をまとめたメモなど滞在日数や渡航目的を証明できる書類を事前に準備しておきましょう。

パスポート

イギリスへ入国する際は、ETAに加えて帰国日まで期限が有効なパスポートが必要です。初めてパスポートを申請する場合、交付までに通常2週間程度かかるため、イギリスへの渡航が決定した時点で早めに申請することをお勧めします。パスポートの申請には、一般旅券発給申請書、戸籍謄本、住民票の写し、顔写真、本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)が必要です。これらの書類を最寄りのパスポートセンターの申請窓口に提出し、手続きを行ってください。

航空券

イギリスでの入国審査では、「滞在目的を達成した後に帰国する意思があるか」を確認するため、復路航空券の提示を求められる場合があります。片道航空券のみでも入国は可能ですが、不法滞在のリスクがあるとみなされるためご注意ください。航空券を購入する際は、片道だけでなく復路分もあわせて予約すると安心です。航空券の購入からeチケットをスマートフォンに保存するまでの手続きは、およそ1時間程度で完了します。入国審査で航空券の提示を求められた場合は、スマートフォンに保存したeチケットを提示してください。

ETAもしくはビザ

イギリスへの入国には、ETAまたはビザの取得が必須です。6か月以内の観光・ビジネス・短期留学などを目的とする場合はETA、6か月を超えるイギリス滞在や就労などを目的に渡航する場合はビザを申請しましょう。イギリスETAの申請はオンラインのみとなり、英国政府のウェブサイトまたはアプリ(UK ETA)から手続きが可能です。審査結果は通常、申請当日から3営業日以内に通知されますが、申請内容によっては審査に最大30日間かかる場合もあるためご注意ください。一方で、イギリスのビザ申請は英国政府公式ウェブサイトから行います。ビザは種類によって審査期間が異なり、発給までにおおよそ3~8週間を要します。

未成年者の同意書と保険

未成年者(18歳未満)が単独でイギリスへ渡航する際には、「渡航同意書(英文)」の携行が必要です。渡航同意書は、未成年者の単独渡航について親権者が同意していることを証明する書類で、入国審査時に提示を求められる場合があるため必ず準備してください。渡航同意書の形式に規定はありませんが、必須事項を全て英語で記載する必要があります。同意書では、渡航する未成年者の情報(氏名や生年月日、滞在先など)、親権者の氏名およびパスポート番号、同意書の作成日、両親の署名を記載してください。
また、イギリス旅行では高額な医療費に備え、海外旅行保険への加入が推奨されます。イギリスには公的医療制度が備わっていますが、日本人観光客の場合、医療費は原則として全額自己負担となります。そのため、万が一に備えて十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくと安心です。

イギリス入国の流れ

イギリスの主要空港に到着後は、各ターミナルにて入国審査が行われます。入国審査を通過した後は、手荷物受取所でご自身の荷物をピックアップしてください。課税対象となる携行品を所持している場合は、税関申告書を提出し税関検査を受けましょう。

入国審査
到着後は、まず入国審査場で審査が行われます。10歳以上の日本国籍者は、到着時に自動化ゲート(eGates)を利用して入国審査手続きを行うことが可能です。
手荷物の受取
入国審査場を出ると、手荷物受取所(ターンテーブル)があります。利用した便名が表示されているターンテーブルから、ご自身の荷物を受け取ってください。
税関検査
申告が必要な方は、税関申告書を用意のうえ赤いレーンへ進んでください。申告対象となる物品がない場合は、緑のレーンへ進みましょう。

1. 自動化ゲートの利用方法

10歳以上の日本国籍者は、入国審査時に自動化ゲート(eGate)を利用できます。自動化ゲートは日本を含む対象国・地域の市民が利用可能で、ゲートを通過する際にはICチップが搭載されたパスポートが必要です。なお、10~17歳の未成年者については、保護者が同伴している場合に限り、自動化ゲートの利用が認められています。
ゲートに進む前に、帽子・ヘッドホン・サングラス・メガネは外しておきましょう。有人の入国審査カウンターではなく、緑色のライトが点灯している自動化ゲートに進みます。パスポートの顔写真掲載ページを読み取り機にかざし、前方のスクリーン表示が変わるまで待機してください。スクリーンが緑色に変わったことを確認したら、パスポートを読み取り機から取り、そのままゲートを通過します。これで入国審査は完了です。なお、自動化ゲートを利用した場合、従来のパスポートへの捺印は省略されます。入国印が必要な方は、有人の入国審査カウンターを利用してください。

2. 有人審査と質問例

短期留学や特定の就労を目的としてイギリスへ入国する場合、有人の入国審査カウンターで審査を受ける必要があります。入国審査では、審査官に滞在目的や滞在期間について質問されるため明確に回答してください。回答が曖昧な場合は、追加審査や入国を拒否される可能性があるため注意が必要です。また、質問内容を聞き取れなかった場合は、曖昧に返答せずに繰り返し尋ねましょう。
以下では、有人の入国審査カウンターで聞かれるよくある質問を紹介します。

入国目的について
What is your purpose for your visit?(入国の目的はなんですか?)
回答例:To study English(英語の勉強です。)/For sightseeing.(観光目的です。)など
滞在期間について
How long are you staying?(滞在期間はどれくらいですか?)
回答例:For 3 months(3ヶ月です。)/Three weeks.(3週間です。)など
滞在先について
Where are you staying?(滞在先はどこですか?)
回答例:I’m going to be staying at the academy’s dormitory.(学校の寮に宿泊します。)/ I’m staying in ~hotel. (~ホテルに滞在します)など

3. 税関申告と荷物受取

手荷物受取所では、申告が必要な物品を所持している方は荷物を受け取った後に税関検査を受けてください。イギリスの主要空港の税関検査は、緑の通路と赤い通路に色分けされています。制限品目を所持していない方は緑の通路、申告が必要な方は税関申告書を用意のうえ赤い通路へ進みましょう。なお、申告対象かどうか判断に迷う場合も赤い通路を利用してください。
以下の検疫対象となる物品、または免税範囲を超える物品を所持している場合は税関申告が必要です。

税関申告が必要な物品

  • 1万ポンド相当額以上の現金(外貨、銀行手形、小切手を含む)
  • 指定量以上のたばこ類(紙巻たばこ200本、細い葉巻たばこ100本など)
  • 42リットル以上のビール
  • 18リットル以上の無発泡性ワイン

日本帰国時の手続き

日本へ帰国する際は、事前に入国手続きオンラインサービス“Visit Japan Web”の登録を済ませておきましょう。Visit Japan Webは、入国審査および税関申告の情報をオンラインで登録できるサービスです。登録後は、空港でQRコードを提示することで各種手続きをスムーズに行うことができます。申請はオンラインのみで、パソコン、スマートフォン、タブレットから手続きしてください。

Visit Japan Webの活用

Visit Japan Webは、入国審査および税関申告に必要な情報をオンラインで登録できるサービスです。登録後は、手続きの際にQRコードを提示することでスムーズに入国できます。なお、日本国籍者は本サービスでの入国審査手続きの登録は不要です。
登録には航空券、パスポート、メールアドレスが必要となります。以下の手続きに沿って登録しましょう。

① Visit Japan Webにアクセス
登録の際は、まずパソコンやスマートフォンなどの端末からVisit Japan Webにアクセスしてください。
② 新規アカウントを作成し、ログイン
メールアドレスを入力し、パスワードを設定して新規アカウントを作成します。作成後は、登録したアカウントでログインしてください。
③ 利用者情報の登録
入国手続き区分の登録(再入国許可などの確認)、免疫手続きの利用の確認、パスポートの情報の登録、日本での連絡先を入力します。また、同伴する家族の情報もあわせて登録できます。
④ 入国・帰国予定の登録
帰国便および帰国予定日を登録してください。
⑤ 帰国手続きの入力とQRコードの発行
帰国日、帰国便名、出発地などの税関申告に必要な情報を登録します。登録が完了すると、登録情報を読み取るためのQRコードが発行されます。
⑥ 帰国手続きでQRコードを提示
入国審査では入国審査カウンターに、税関申告を行う際は電子申告端末または検査台にてQRコードを提示してください。電子申告端末で申告を完了すると、電子申告ゲートを利用することができます。

まとめ

イギリスへ入国する際は、パスポートに加えてETAまたはビザの取得が必要です。6か月以内の観光や商用、短期留学を目的とする場合はETAを、6か月を超える滞在や長期留学・就労を目的とする場合はビザを申請しましょう。ETAは、乳幼児を含む未成年者も対象となるため、保護者が代理で申請手続きを行ってください。また、パスポートは残存有効期限が6か月以上あることが望ましいため、渡航前に必ず確認しましょう。パスポートの有効期限切れやETAまたはビザの申請不備がある場合は、航空機への搭乗やイギリスへの入国を拒否される可能性があるためご注意ください。