イギリスETAとビザの違い【完全比較】どっちが必要?料金・期間・申請方法
更新日 : 2026/04/23
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イギリスETAとビザの違い【完全比較ガイド】どっちが必要?料金・期間を徹底解説
イギリスへの渡航を計画する際、「ETAとビザの違いは何?」「自分にはどちらが必要?」という疑問を持つ方は多いです。イギリスETA(電子渡航認証)とビザ(査証)は、どちらも入国に関わる制度ですが、対象者・目的・費用・手続きが大きく異なります。
本記事では、イギリスETAとビザの違いを比較表を使って詳しく解説し、どちらが必要かを判定フローチャートで確認できるようにまとめました。
結論から言うと、日本国籍で観光・商用目的、6ヶ月以内の滞在であればETAのみで入国可能です。一方、就労、長期留学(6ヶ月超)、永住等の目的であれば、ビザが必要です。
📌 ETAとビザの違い まとめ
- ETA:短期滞在(6ヶ月以内)向け、20ポンド、2年間有効、オンライン申請のみ
- ビザ:長期滞在・就労・留学向け、100ポンド~、期間は種類により異なる、書類提出+面接が必要
- 観光・商用6ヶ月以内 → ETA
- 就労・長期留学・永住 → ビザ
- ETAとビザは併用不可:どちらか一方のみ必要
観光・商用で渡英予定の方へ
基本的な違い
ETAとビザは、どちらも「イギリスへの入国許可」に関わる制度ですが、目的・期間・手続きが大きく異なります。簡単に言えば、ETAは「短期滞在の事前登録」、ビザは「長期滞在・就労等の正式な許可証」です。
ETA(電子渡航認証)とは?
- 正式名称:Electronic Travel Authorisation(電子渡航認証)
- 位置づけ:ビザ免除国の渡航者に対する事前スクリーニング制度
- 目的:短期滞在(観光・商用・短期留学)の事前審査
- 対象者:日本を含む92カ国以上の国籍者
- 滞在可能期間:1回につき最長6ヶ月
- 有効期限:取得日から2年間(複数回入国可)
- 申請方法:オンラインのみ(UK ETAアプリまたはウェブ)
- 料金:20ポンド(約4,000円)
- 審査期間:通常3営業日以内
ETAの申請手順の詳細はイギリスETA申請方法ガイド(記入例付き)をご覧ください。
ビザ(査証)とは?
- 正式名称:Visa(査証)
- 位置づけ:就労・長期留学・永住等の正式な入国・滞在許可証
- 目的:就労、長期留学、永住、家族帯同等
- 対象者:渡航目的により異なる
- 滞在可能期間:ビザの種類により異なる(6ヶ月~永住)
- 有効期限:ビザの種類により異なる
- 申請方法:オンライン申請+書類提出+ビザ申請センター訪問(場合により面接)
- 料金:100ポンド~数千ポンド(種類により大きく異なる)
- 審査期間:3週間~数ヶ月
ビザの申請方法の詳細はイギリスビザ情報をご覧ください。
詳細比較表
総合比較:ETA vs ビザ
| 比較項目 | ETA(電子渡航認証) | ビザ(査証) |
|---|---|---|
| 性質 | 事前渡航認証(スクリーニング) | 正式な入国・滞在許可証 |
| 対象 | 短期滞在(観光・商用・短期留学) | 就労・長期留学・永住・家族帯同等 |
| 料金 | 20ポンド(約4,000円) | 100ポンド~数千ポンド |
| 有効期限 | 2年間 | 種類により異なる |
| 滞在期間 | 1回最長6ヶ月 | 種類により異なる |
| 就労 | 不可 | 種類により可能 |
| 申請方法 | オンラインのみ | オンライン+書類提出+センター訪問 |
| 審査期間 | 通常3営業日以内 | 3週間~数ヶ月 |
| 必要書類 | パスポート・顔写真のみ | 多数(財政証明・雇用契約等) |
| 面接 | なし | 場合により必要 |
| 難易度 | 簡単(数分で完了) | 複雑(準備に数週間) |
料金・費用の比較
| 項目 | ETA | Visitor visa | 就労・学生ビザ等 |
|---|---|---|---|
| 申請料 | 20ポンド(約4,000円) | 100ポンド(約20,000円) | 数百~数千ポンド |
| 追加費用 | なし | ビザ申請センター手数料 | 健康保険料(IHS)、優先審査料等 |
| 合計費用(目安) | 約4,000円 | 約25,000円~ | 約10万円~ |
※2026年4月8日よりETA申請料が16ポンドから20ポンドに改定されました。最新の料金はETA料金・支払い方法をご確認ください。
有効期限・滞在日数の比較
| 項目 | ETA | Visitor visa | 就労ビザ | 学生ビザ |
|---|---|---|---|---|
| 有効期限 | 2年間 | 6ヶ月(長期ビザもあり) | ビザ期間に準じる | コース期間に準じる |
| 滞在可能期間 | 1回につき最長6ヶ月 | 最長6ヶ月 | 就労期間中 | コース期間中 |
| 複数回入国 | 有効期限内なら何度でも可 | ビザの種類による | 可能 | 可能 |
渡航目的別:ETA or ビザ 早見表
| 渡航目的 | 滞在期間 | 必要なもの | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| 観光・レジャー | 6ヶ月以内 | ✅ ETA | 約4,000円 |
| 商用・ビジネス会議 | 6ヶ月以内 | ✅ ETA | 約4,000円 |
| 短期留学・語学研修 | 6ヶ月以内 | ✅ ETA | 約4,000円 |
| 親族訪問 | 6ヶ月以内 | ✅ ETA | 約4,000円 |
| トランジット(乗り継ぎ) | 入国審査あり | ✅ ETA | 約4,000円 |
| 長期留学(大学等) | 6ヶ月超 | 🔶 学生ビザ | 約10万円~ |
| 就労 | – | 🔶 就労ビザ | 約12万円~ |
| ワーキングホリデー | 最大2年 | 🔶 YMSビザ | 約6万円~ |
| 配偶者との同居 | 長期 | 🔶 家族ビザ | 約37万円~ |
| 永住 | – | 🔶 永住権(ILR) | 約50万円~ |
どちらが必要?判定フローチャート
以下のフローチャートで、あなたに必要なのはETAかビザかを判定できます。3つの質問に答えるだけで結果がわかります。
📋 ETA/ビザ判定フローチャート
STEP 1:渡航目的は?
- 🟢 観光・レジャー・親族訪問 → STEP 2へ
- 🟢 商用・ビジネス会議・視察 → STEP 2へ
- 🟢 短期留学・語学研修 → STEP 2へ
- 🟢 トランジット(乗り継ぎ) → STEP 2へ
- 🔴 就労(報酬あり) → → 就労ビザが必要
- 🔴 ワーキングホリデー → → YMSビザが必要
- 🔴 配偶者との同居・永住 → → 家族ビザ/永住権が必要
- 🟡 長期留学(大学・大学院) → STEP 3へ
STEP 2:滞在期間は?
- 🟢 6ヶ月以内 → ✅ ETA(電子渡航認証)が必要 → 申請はこちら
- 🔴 6ヶ月を超える → → Visitor visa(長期)が必要
STEP 3:留学期間は?
- 🟢 6ヶ月以内(語学学校・短期コース) → ✅ ETA(電子渡航認証)が必要 → 申請はこちら
- 🔴 6ヶ月を超える(大学・大学院) → → 学生ビザ(Student visa)が必要
ETAで入国できるケース
以下の目的でイギリスへ渡航する場合、ETAのみで入国可能です(ビザ不要)。
1. 観光・レジャー(6ヶ月以内)
- ロンドン・スコットランド等の観光
- 友人・親戚訪問
- イベント参加(コンサート、スポーツ観戦等)
- クルーズ旅行・ホリデー
2. 商用・ビジネス(6ヶ月以内)
- 会議・商談・セミナー参加
- 展示会・見本市への出展・視察
- 短期研修・トレーニング(報酬なし)
- 契約締結・市場調査
3. 短期留学・語学研修(6ヶ月以内)
- 語学学校通学(6ヶ月まで)
- 短期コース・サマースクール
- 大学の短期交換プログラム
4. 親族訪問・医療・トランジット
- 家族・親戚訪問、結婚式・葬儀参列
- 私費での治療・検査
- イギリスで入国審査を受けて乗り継ぐ場合(詳しくはトランジット時のETAガイド)
✅ ETAの条件まとめ
- 滞在期間:1回の渡航につき最長6ヶ月
- 就労不可:報酬を伴う仕事はできない
- 有効期限:2年間(何度でも入国可能)
- 料金:20ポンド(約4,000円)
- 2026年2月25日以降、ETA未取得者は航空機搭乗不可
ビザが必要なケース
以下の目的でイギリスへ渡航する場合、ビザが必要です(ETAでは不可)。各ビザの詳細な申請方法についてはイギリスビザ情報ページをご覧ください。
1. 就労ビザ(Work Visa)
報酬を伴う就労にはビザが必要です。
- Skilled Worker visa(技能労働者ビザ):専門職、技術職等。スポンサー企業からの雇用契約が必要。最長5年(延長可)。625ポンド~
- Intra-company Transfer visa(企業内転勤ビザ):多国籍企業のイギリス支社転勤。最長5年
- Health and Care Worker visa(医療従事者ビザ):医師、看護師、介護士等
2. 学生ビザ(Student Visa)
6ヶ月を超える留学には学生ビザが必要です。
- 対象:大学、大学院、専門学校等の長期コース
- 条件:入学許可証(CAS)、英語能力証明(IELTS等)、財政証明
- 料金:490ポンド~(約10万円~) + 健康保険料(IHS)
- 就労:週20時間まで可能(コース期間中)
3. YMS(Youth Mobility Scheme / ワーキングホリデー)
- 対象:18~30歳の日本国籍者
- 期間:最長2年、フルタイム就労可能
- 条件:抽選当選(年2回募集)、財政証明(2,530ポンド以上)
- 料金:298ポンド(約6万円) + 健康保険料(IHS)
4. 家族ビザ(Family Visa)
- 配偶者ビザ(Spouse visa):初回2.5年、延長後に永住権申請可能。1,846ポンド~
- パートナービザ / 親・子のビザ
5. その他のビザ
- Ancestry visa(祖先ビザ):祖父母がイギリス国籍の場合
- Graduate visa(卒業生ビザ):イギリスの大学卒業後、2年間滞在・就労可能
- Start-up / Innovator visa(起業家ビザ):イギリスで起業する場合
- 永住権(ILR):5年以上の合法滞在後に申請可能
各ビザの詳細な条件・申請方法はイギリスビザ情報をご覧ください。
ETAとビザは両方必要?
結論:どちらか一方のみ必要です。ETAとビザを併用することはできません。
| ケース | ETA | ビザ | 説明 |
|---|---|---|---|
| 観光(6ヶ月以内) | ✅ 必要 | ❌ 不要 | ETAのみで入国可能 |
| 就労目的 | ❌ 不要 | ✅ 必要 | 就労ビザで入国 |
| 長期留学(6ヶ月超) | ❌ 不要 | ✅ 必要 | 学生ビザで入国 |
| YMS(ワーホリ) | ❌ 不要 | ✅ 必要 | YMSビザのみ |
| ビザ保持者の再入国 | ❌ 不要 | ✅ そのまま有効 | ビザのみでOK |
⚠️ 重要な注意点
ビザを持っている場合、ETAは不要です。ビザとETAは併用できません。ビザで入国する場合は、ビザのみを提示してください。
また、ETAで入国後にイギリス国内でビザに切り替えることは原則できません。ビザが必要な場合は、渡航前に日本で申請してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ETAとビザの一番大きな違いは何ですか?
A. ETAは短期滞在の「事前登録」、ビザは長期滞在・就労の「正式な許可証」です。ETAは20ポンドでオンライン申請のみ、ビザは100ポンド以上で書類提出が必要です。詳しくは詳細比較表をご覧ください。
Q2. ワーキングホリデー(YMS)はETAとビザどちらですか?
A. YMSはビザです。ETAではありません。YMSビザを取得すれば、ETAは不要です。
Q3. 観光で1週間だけイギリスに行きます。ETAとビザどちらが必要ですか?
A. ETAのみ必要です。6ヶ月以内の観光はETAで入国できます。申請方法はこちらをご覧ください。
Q4. 留学で1年間イギリスに滞在します。ETAで入国できますか?
A. いいえ、できません。6ヶ月を超える留学は学生ビザが必要です。
Q5. 就労ビザを持っています。ETAも取得する必要がありますか?
A. いいえ、不要です。ビザを持っている場合、ETAは不要です。ビザのみで入国できます。
Q6. ETAで入国後、ビザに切り替えることはできますか?
A. 原則として、イギリス国内でのビザ切り替えはできません。ビザが必要な場合は、渡航前に日本で申請してください。ただし、一部のビザは国内申請が可能です(専門家に相談推奨)。
Q7. ETAとビザを両方持つことはできますか?
A. 技術的には可能ですが、入国時にはどちらか一方のみを使用します。ビザで入国する場合はETA不要です。
Q8. ビザ申請が却下されました。ETAで入国できますか?
A. 渡航目的によるため一概には言えません。観光・商用6ヶ月以内であれば、ETAで入国できる可能性があります。ただし、ビザ却下歴があるとETA申請も却下される可能性があるため注意が必要です。詳しくはETA却下時の対処法をご覧ください。
Q9. ETAの料金はいくらですか?ビザと比べてどうですか?
A. ETAは20ポンド(約4,000円)です。ビザは最低でも100ポンド(約20,000円)以上かかるため、ETAの方がはるかに安価です。最新の料金情報はETA料金・支払い方法をご確認ください。
Q10. ETAで入国して、観光後に就労することはできますか?
A. いいえ、できません。ETAでは就労不可です。報酬を伴う仕事をする場合は、就労ビザが必要です。違反すると強制送還や今後の入国禁止となる可能性があります。
Q11. 子どもにもETAは必要ですか?
A. はい、年齢にかかわらずETAが必要です。乳幼児も含めて1人1つのETAが必要となります。詳しくは子どものETA申請ガイドをご覧ください。
ETAが必要と判定された方は、今すぐオンラインで申請できます